恋するgirl☆~永遠の愛~
そして、それから1週間後、孝幸はロンドンへと出発する。
出発する前日、噴水のある広場にいた。
「本当に行っちゃうんだよね…もしも他に好きな人できたら、その時は…」
「ばーか。なわけないだろ?それはこっちのセリフ…瞳可愛いからなぁ…。」
「私が好きなのは、孝幸だけだよ。」
「瞳。…愛してる。」
私もだよ。…愛してる。
孝幸の胸の中は、誰よりもあったかい。
「なぁ瞳。約束させて?」
「うん。なに?」
「俺は、瞳を誰よりも愛して守ってやれる、しっかりした大人になって帰ってくる。だから、それまで待っててほしい。」
「うん…。待ってる。」
「必ず…迎えにくるから。」
「うん…。ずっと待ってる。ずっと孝幸だけを…想ってる。」
「俺もだよ。ずっと瞳だけを想ってる。」
そして、私達はこの愛を確かめるように
とろけるような甘いキスをした。
次の日、孝幸は遠い遠いロンドンへと旅立っていった。
―――――中1の夏…おわり――――――