恋するgirl☆~永遠の愛~
――バンッ……
入ってきたのは、息を切らしたテル…
「瞳ちゃんはッ!?大丈夫なのか!?」
必死な表情のテルが、凉に聞く。
「分からない。今、手術中だ。出血量が多くてヤバい状態らしい。」
俺の変わりに説明をする凉…
すると、テルが俺のところに来て、胸ぐらを掴んだ。
「孝幸ッ!お前、何が何でも守るんじゃなかったのかよ!?ふざけんなッ…」
鋭い目つきのテルが、俺を睨む。
分かってるよ。俺だって分かってるよ。
瞳をこんなめに合わせてしまって…。
「分かってる!俺だってッ…お前こそなんなんだよ!偉そうにいうなよ…」
そんな俺らを慌てて凉とタケが止めに入った…
「2人とも落ち着けって!!今はこんな事してる場合じゃないだろ?」
「すまん…」
今は瞳の無事を祈ることだけを考えないといけない。
「わりぃ…孝幸。」
落ち着いたテルが謝る。
「心配するのはみんな同じだからな…」
するとそこへ看護師さんがきて、
「沖田 瞳さんの輸血が足りないんです。この中で、Rh(ー)型の方はいませんか!?」
そうだ…瞳の血液型はRh(ー)型だ。
凉もタケも違う。あまりいない血液型だから…
ちなちゃんも真子ちゃんもダメか…