恋するgirl☆~永遠の愛~
ふと、我に返ったのかテルさんが私から離れて顔をあげた。
「ごめん…いきなり抱きついちゃって。良かった…目が覚めて…」
安心した顔で私をみるテルさん。
でもみんなは、気まずい雰囲気のまま…
きっとここにいるみんなは気づいてる。
さっき、テルさんは私の事を“瞳”と呼んだ。
そして涙を流した…
どうして?どうしてそんなに…
「テル…―――
孝幸が口を開いた…けど孝幸より先に口を開いたのは、私だった。
「テルさん…私に輸血してくださって本当にありがとうございました。」
私の命を救ってくれたのは、間違いなくテルさん…
「ううん。瞳ちゃんが助かるなら、血なんかいくらでも分けるよ。」
そうやって…
「テルさん一つ聞いてもいいですか?」
「何?」
私はずっと気になってたことを思い切って聞いた…