恋するgirl☆~永遠の愛~


それから約2カ月で退院した。


あれからテルさんは一度も、会いに来てはくれなかった。



どこかがっかりした自分がいた…


誰もあの日のことには触れようとしなかった。孝幸も…



あの日、あの病室で流した
テルさんの涙にはどんな意味があったんですか?



そして今日、タロウさんが私の退院祝いのパーティーをしてくれる事になった。


「瞳っ、早くお店いこうよ!」


「待ってよぉ~~!」


「ちなってば、瞳が元気になったから、嬉しくてはしゃいでるの!どっちが今日の主役か分かんない。」


ちな…真子…毎日お見舞いきてくれてありがとね?


これからうんと高校の思い出作ろうね!


そして私達は、お店へ行った。


タロウさんは私を見たとたん、苦しいくらい抱きしめてきた…


「瞳ちゃーん(泣)!!元気になってよかったぁ~~~!!」


「ぐるぢぃ~…」


なんやかんや退院お祝いパーティーは、すごく楽しかった。


そしてパーティーも片付けが終わった頃
仕事を終えた凉さんと、テルさんがきた。


何か…テルさん、いつもみたいにニコニコしてない…


あのこと、気にしてるのかな…?


しばらくして、孝幸が話を切り出した。




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