恋するgirl☆~永遠の愛~
「どういう事だよ?」
誰もが理解できないでいた。
「俺は瞳と血の繋がった兄妹だよ。
瞳は覚えている訳ないよ。瞳が一歳になるかならないかの時に、俺は養子に出されたからな…。」
私は頭の中が真っ白で何も考えられない。
「分かんないよ…どういう事か。」
やだ…涙が…。
「瞳ごめんな。…ごめん。いきなりこんな事言われても分かんないよな。
…今日はここまで。また、話しが聞けるように決心がついたら、俺のマンションにいつでもおいで?…孝幸と一緒でもいいから。」
テルさんはそう言って微笑むと、お店を出ていった。
私はそれから孝幸に支えられて、家まで帰った。
帰ってても家には私しかいない。
「孝幸ぃ…今日は一緒にいて。」
「あぁ。ずっと一緒にいる。今はゆっくり何も考えずに寝よ。」
孝幸に優しく抱かれながらその夜は、眠りに落ちた…―――