恋するgirl☆~永遠の愛~
テルさんはそう言ったっきり、黙ってしまった。
私も何も言えないまま、
沈黙だけが流れた。
ううん、ちゃんと聞かなきゃ。
「テルさん…ううん、お兄ちゃん。
私はすべてを聞いて、受け入れたい。
今、私の中でテルさんはもうちゃんとお兄ちゃんだよ。今までにも、もうお兄ちゃんとして私の事、助けてくれてたんだから。
何故か私、テルさんといると、孝幸とは違う安心感があったんだ…今も。
だから、何を聞いても大丈夫だよ。みんな話して?」
私はありのままのテルさん…お兄ちゃんを受け止めたい。
どんな過去があっても…
すると、お兄ちゃんが私の目をじっと見つめて、口を開いた。
「今から話すことは誰にも言った事ないんだ…俺の過去。聞きたくなくなったらやめるから。」
そう言って話し始めた…お兄ちゃんの秘密にしていた過去を…