恋するgirl☆~永遠の愛~
「君は独りなんだな…良かったら俺の所に来ないか?」
黒い長い髪を後ろでしばって、色白で、整った顔に一際目をひく紫色の瞳…
どこか妖しい雰囲気のあるその男に、俺はついていった。
寝る場所がなかったからと、その男にどこか惹かれる所があったから。
着いた所は、賑やかな繁華街を少しぬけた所に普通のあるマンションの一室。
「ここが今日から君の居場所だ。」
そこは部屋全体が真っ白で、いい香りのする空間だった。
まるで俺の心の中と正反対。
「俺はシュウだ。名前は?」
「…照。」
シュウは俺の前のソファーに座ると、
「照は、俺と少し似ているな。
…これからよろしくな、テル。」
そう言ったシュウは笑った。
似ている…だから惹かれたのか…
それから俺はシュウと一緒に暮らした。
学校にも行かせてくれた。
瞳の事も話した。
ただ、見守ってやれと言った。