恋するgirl☆~永遠の愛~
セックスセラピーをするのは、女だけじゃない、男もいた。
だから俺は高校に上がるときにはすでに男も女も経験していた。
そしていつも俺を大事に扱ってくれていたシュウの事を、瞳とおんなじ位に、心の寄りどころにしていた。
なのに高1の夏、シュウは裏社会の潜入で殺され、俺を置いていなくなった。
その頃からだった。
俺が汚れていったのは…
シュウのすべてを受け継いだ。
それに加えて、体も売っていた。
金は腐るほどあった、金のためじゃない 自分の孤独をうめたかったから…
欲望を露わにしてる女を抱きながら、俺は何度も心のなかで泣いた…
瞳、ごめんな…ごめんな…
そんな生活を続けたまま、俺は大学を出てセラピストの資格を取り、シュウと過ごしたこの部屋で仕事をした。
そんな時、瞳が元気がないと沖田の両親から聞いた。
今までずっと見守ってきたあの笑顔…
原因はわかっていた。孝幸の留学…
俺は瞳が小さい時から見守ってきたから孝幸に恋している事も分かってた。
孝幸もいい奴だって事も。