恋するgirl☆~永遠の愛~


テルさんの過去を知った。


ずっと私を見守っていてくれた事、


体を売っていた事、そしてそのことで私に兄だと言えずに苦しかった事。


テルさんがしてきた事は、あまりきれいな事じゃないかもしれない。


だけどそれ以上にたくさんの人を癒やしてきたんだと思う。


実際に私もその1人だから…


私はテルさんを兄として恥だとも思わないし、嫌なんて思わない。


「私はテルさんがお兄ちゃんで嬉しい♪
だから、もう汚い人間だなんて言わないで?」


「瞳…いい子になったなぁ…(泣)。ありがとぉ~…兄貴だって言ってくれて、ありがと…うぅ~。。」


テルさん、ううん…お兄ちゃんと抱き締めあった。


不思議…お兄ちゃんの胸の中は、昔から知ってるようなあったかい気持ちになった。今までの空白だった兄妹の時間なんてなかったかのように…私はお兄ちゃんを近くに感じた。



―――お兄ちゃん、これからも見守っていてね?…大好きだよ!




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