恋するgirl☆~永遠の愛~
嵐第1号は、夏休み初日に遭遇してしまった。
私は唯一の親戚の家に行くため、電車で揺られていた。
あんまり電車に乗らないから、無情にも満員電車にぶつかってしまった。
もう…最悪だよぉ~(泣)!!
私はドアから少し離れた場所に立って乗っていた。
さっきから電車が揺れるたびに押しくらまんじゅう状態…暑いなぁ。
…ん?
だけど、明らかに不自然に私のおしりに当たる…いや触ってる手がいた。
!!痴漢っ!?
どうしよ…気持ち悪いな。
やだっ…声が出せない!!
怖いよぉ…
私は後ろでハァハァ言ってるオジサンに気がついた。
さらにそのオジサンは私のスカートに手を入れてきた…
いやっ…やだよ。孝幸ぃ(涙)
泣きかけていたその時、私の太ももをなでていたオジサンの手が引っ込んだ。
思い切って振り向くと、1人の男の人がオジサンの腕をひねり上げていた。
「オッサン、何ハァハァ言ってんだよ?
あぁ"?痴漢は犯罪だけど?」
「ひぃ~~!!ごめんなさいぃ~~!」
その後オジサンは駅員さんに連れていかれた。
私は慌てて、助けてくれた男の人にお礼を言った。
「ありがとうございましたっ!助けて下さって。」
するとその人は、ニコッと笑って、
「いいって~。大丈夫だったぁ?これからは気をつけるんだよ?」
そう言ってサッサと電車を降りていった。
ちゃんとお礼したかったのに、名前聞けなかったな…。でも、たしかあの制服は…