恋するgirl☆~永遠の愛~
周りを見渡すと、昔つるんでた奴ら。
「タカ!久しぶり♪一緒に飲もうぜ!」
「相変わらず、いい男だな!」
「朔夜がタカに喧嘩売ってんの?無理だって~。朔夜なんか相手になんないからさぁ~。」
好き勝手いってやがる。まぁ、いいか。
俺は早く瞳を連れて帰ってやりたい。
「ただの金持ちのガキが、俺様面してんじゃねぇ。さっさと帰れ。」
「ッチ…何だよあんた。…覚えてろよ」
そう捨てセリフを残して帰っていった。
ふと、抱きかかえている瞳を見ると
「…孝幸ぃ…。すきぃ…。」
可愛い寝言だな。
俺もだよ…瞳。
「よぉ。相変わらず目立ってやがるぜ。
取り返したのってその可愛い眠り姫?」
ヨウがビール瓶片手に聞いてきた。
「まぁな。んじゃ、また何かあったら頼むな。又顔出しにくる。」
「おぅ。任せとけ。タカの頼みならみんな協力するぜ。」
『『『ぉおお~~~~~!!!』』』
いい奴らだよ。お前らって。
俺は瞳を大事に抱きかかえながら、クラブを出た。
そのまま、瞳をテルの所まで連れて行った。
もちろんテルもみんな、俺と瞳が離れた事を知っている。
だけどテルは何も聞かず、ありがとな、と言った。
お前は分かってんだな。俺が何か考えがあってこうした事が…
俺は再び、麻里絵お嬢のもとへ帰った。
~*孝幸sideおわり*~