恋するgirl☆~永遠の愛~
~やっぱりあなた~
あれから孝幸と会えない。
朔夜くんはあまり私に
会いに来なくなった。
孝幸…何か言ったのかな?
麻里絵も何かにつけて孝幸を自慢しにきてたのに、最近は来なくなった。
だから平穏な日々を送っていた…
平穏なのに、私の隣りには孝幸がいない。寂しいよ…。
そして夏休みも
あと2日となった日だった。
家にいると、
――――ピンポーン
あれ?誰かな?
もしかして…孝幸??
私はちょっとの期待をして玄関のドアを開けた。
「よぉ!瞳♪」
「さ、朔夜くん!?」
少しがっかり…でも、朔夜くんが何で?
「どう…したの?」
この前の事があるから、少し警戒しつつ尋ねた。
「忘れてたのかよ~?今日親父の新しいホテルでパーティーあるって言ってたじゃん。ほら。行こうぜ♪」
「えっ!!ちょっと…」
手を引かれて普通に部屋着のまま車に乗った。
途中で、高級そうなショップでドレスに着替えさせられてパーティー会場であるホテルについた。
「わぁ…すごぉ~い!きれぇ~…」
煌びやかなシャンデリアがいくつも飾られて真っ赤なカーペット。
そして会場には、セレブな人達。
私…場違いだって!!帰りたい!!
「見てみ。この中の女の中で、
瞳が一番綺麗じゃん♪」
「ありがと…」
「俺ちょっと向こう行ってくるからさぁ、好きに料理でも食べててよ♪」
「う…うん。」
そう言って朔夜くんは向こうへ行ってしまった。