恋するgirl☆~永遠の愛~
私は大好きな人の胸に、真っすぐに抱きついた。
孝幸だ…。温かくて優しい香りで私の全てを包み込んでくれる広い胸のなか。
「ごめんな…瞳。もう終わったからな。
もう離さない。」
孝幸はそう言って、
強く抱き締めてくれた…
孝幸ぃ…おかえり。
すると、
「はっはっはっ!
いやぁ、これはお似合いの2人だな!」
その声で2人じゃなかったことに気づいて、恥ずかしくなり孝幸から少し離れた…手は繋いだまま。
「親父っ!!どういう事だよ!?」
朔夜くんが怒鳴った。
「それはわしの台詞だな、朔夜。
…どういうつもりだ?そのお嬢さんを彼女だのという嘘を言いおって!」
すごい迫力…
「…」
朔夜くんは黙ってしまった。
「孝幸くんから聞いて、驚いた。
そのお嬢さんは孝幸くんの恋人だそうじゃないか?」
孝幸くんって、社長さんと孝幸って知り合いなの??
「あんたは瞳を捨てたんじゃないのかよ?あの我が儘令嬢のとこに行ったじゃねぇか。」
「それは私がお話しましょう。」
えっ…?前園さん??
「またお会いできましたね。瞳さん。」
ニコニコと微笑んでいる前園さん。
ああぁぁ""~~~~~もうっ!!
わかんない!何が何だかわかんない!!
「瞳、大丈夫だよ。俺はもうどこもいかないから。麻里絵お嬢ともちゃんと話はついてるから。」
「ホント?
でも麻里絵がもうすぐ婚約するって…?」
「今から全てお話しますので。」
そう言って前園さんは、私達をソファーに座るよう即した。
そして前園さん、朔夜くんのお父さん、孝幸が全てを話してくれた。