恋するgirl☆~永遠の愛~
「瞳ぃ…ホントにいいの?
ホントに一緒に住んでいいの?」
「うん。お兄ちゃんと一緒にいたい。」
本当だよ?今までの空白だった兄妹の時間を今から一緒に埋めていきたい。
「すっげぇ嬉しい!」
私も嬉しいよ。一緒に暮らせるなんて。
孝幸、後押ししてくれてありがと。
やっぱり孝幸は、私の大切な人だよ。
だって、自分の気持ちより私の気持ちを考えてくれて…、孝幸はすごいよ。
こうして私とお兄ちゃんはこれから、一緒に暮らすことになりました♪
「瞳ぃ♪俺オムライス好きだからね♪
ふわふわの卵のやつ。」
「分かってるよ~(笑)」
「なぁ…テル、言っとくけど瞳は全部俺のだからな?いくら可愛いからって、ずっとくっついてんのはナシな。」
孝幸もしかして…ヤキモチ?
「可愛い妹だから、
誰にも渡したくないなぁ~?」
何かお兄ちゃんが孝幸からかってる?
でも、孝幸が…
「あんまり、ベタベタしてっと『お兄ちゃんウザイ!』とか言われて嫌われるからな…。」
「えぇっ!?やだっ!瞳…嫌わんで!」
からかわれるなんて、有り得ない。
「さてと、瞳?帰るぞ。」
「え?…どこに?」
立ち上がった孝幸はフッっと笑うと、私の耳元で、
「俺たちの、…愛の巣に?」
ボッと真っ赤になった私の手をひいて、
2人で孝幸のマンション…ううん、
愛の巣へと帰りました。