恋するgirl☆~永遠の愛~
「嫌っ!タケさんのバカ!キライ!」
思ってもないことを口にして、後悔した時には、もう遅かった…。
一度口にしたら、なかったことには出来ない。
こんな事言いたい訳じゃないのに…。
私は、止まらない涙を必死に拭った……
その間、みんな黙っていた。
すると、
「ちなちゃん、うちにおいで?
………ゆっくり話そう。」
テルさんがそう私に笑いかけてくれた。
少し、ホッとした。
誰かに話を聞いてもらえる。
テルさんだったら、話せるかもしれないと思った。
タケさんに話せない事を…………
私はテルに言われて、先にお店をでた。
外にいると、中から怒鳴り声が聞こえた気がした。
テルさん?
テルさんの声だったような気がしたけど、テルさんが怒鳴るなんて聞いた事もない。
でも…タケさん。怒っちゃったかなぁ。
キライなんて言っちゃったから…。
また落ち込んでいると、テルさんがお店から出て来て、一緒にテルさんの家に向かった。