恋するgirl☆~永遠の愛~
ちなとお兄ちゃんが出てってから、1時間がたった。
ちな…大丈夫かな。
そんなに苦しいのかな。
あれからタケさんはというと…………
「ちなぁ~…(泣)俺、どうしたらいいんだよぉ~…。何があったんだぁ…ちな…」
悩んだ時に出てくる泣き虫タケさんに…
「泣くな。とりあえず今はテルに任せとくのが、賢明だ。」
「お前、もう少し大人になれよ。ちょっとは落ち着いて考えられないのか?」
タケさんを慰めてるのか、説教してるのかわからない孝幸と凉さん。
「ちょっと、そっとしといてあげなさいよ2人とも。ねっ?」
タケさんが可哀想に見えてきたのか、2人を止めるタロウさん。
「私、ちょっと家帰ってくる………
私が居てもたって居られなくて、ちょうどそう言って立ち上がった時だった。
―――カラン
お店のドアが開いて、お兄ちゃん…とちなが入ってきた。
「ごめん②。待たせちゃって。色々やることあってさ。」
「………ちな。」
黙ったままのちなに、タケさんが問い掛ける。