恋するgirl☆~永遠の愛~
放課後、例の杉村先輩が教室にちなを迎えにきた。
「ちなつ~、帰ろうぜぇ~♪」
「うん♪今行くよ~。あっ、瞳と真子も校門まで一緒に行こ~。」
一瞬、杉村先輩が嫌そうな顔をしたのがわかった。
ちょっとムッとしたけど、校門まで一緒に行くことにした。
杉村先輩は、ちなの腰に手を回して歩く。
なんかいやな感じ…
ちなは、至って普通に接してる。
気のせいかな?
私と真子は少し警戒心をいだきながら、歩いていた。
校門まで行くと、なんとそこには…
「おかえりー。ちなチャン♪
瞳チャンと真子チャンもおかえりー♪」
今一番、ここに来ちゃヤバい人物…
タケさんがいた。
「あっれ?タケさん何してるんですかぁ?こんなとこで~」
ちな~、きっとあなたを待ってたのよ~
「ん~、近くまで来たしちなチャンに会いたかったし待ってた~♪」
おぉっと、タケさん大胆!!
「あんた誰?」
杉村先輩、めっちゃ不機嫌そうな顔…
「君こそ誰?」
タケさんオウム返し!!
「俺は、ちなつの彼氏だけど?」
お試し期間中ですけど!
タケさん、一丁かましたって下さいな!
「…ふ~ん。彼氏ねぇ…。」
タケさんが品定めするように先輩を見る。
「…んだよ。あんた?ちなつのストーカー?まぢありえねぇ~」
年上に、なんとも挑発的な言い方。
「君さぁ、もうちょっと年上には謙虚になったほうがいいんじゃない?そんなんじゃ世の中渡ってけないよ。…まっ、俺はこのへんで。んじゃ、ちなチャンに瞳チャンに真子チャン、またお店にも来てね♪」
タケさんはそう言うと、車に乗って行ってしまった。
正直、タケさんがかっこいいと思った。
私はタケさんを応援しますよ!!