恋するgirl☆~永遠の愛~
10月半ばでもう、少し肌寒い。
でも夕焼けのおかげであったかく感じる。
「寒くなってきてんね―」
私はちなに聞いてみた。
「ちなぁ?ちなはさー、
タケさんの事、どう思ってるの?」
「えっ!!…ど…どうって?」
ちょっと動揺してるちな。
「好きか嫌いか。」
「タケさんは…面白いし話してて楽しいし…き…嫌いじゃ…ないよ?」
素直にならないちなをからかう。
「じゃあ好きって事?それとも好きでもない?」
「えっ!!…す…好きでもない訳でもない…よ?どっちかっていうとッ…
その時、
―バタンッ
「おい!サボってんじゃね―よ!
そこの3人組!!手伝え―!!」
「あっ!ごめ―ん…今いく~♪」
と言って教室に戻ってしまったちな。
あとちょっとだったのに…
私はその邪魔をした張本人に
デコピンを一発くらわして、
「大チャンのばぁ―か。」
そう言って真子と一緒に教室へ戻る。
が!教室へ戻る途中の階段で、なんと、
ちながお気に入りだった真山クンに告られてた!!
ヤバいぞ~…(汗)さぁ、ちなのお返事は!?
「ごめんね?付き合えない。」
『そうっか。…あのさ、理由聞いてもいいかな?』
「あー…好きな人いるんだよね…」
『…そっか。わかった。じゃあね…」
真山クンは男らしくさっと、
諦めていった。
そんな事よりも!!聞いちゃいましたよ私たちは!
「ちーなチャン♪好きな人って~?」
「瞳!真子!聞いてたの!?も~」
「ちな!タケさんの事、
好きなんでしょ?」
私がそう言うと、うつむき加減で、
「…うん。好き…」
やっと素直になったちなに私と真子は抱きついて喜んだ。
「ちな!!応援するよ!」
「ちな可愛い!」
タケさんに恋したちなは何だか可愛い♪