恋するgirl☆~永遠の愛~


2人は空き教室にいた。


「ダメかな?」


「ごめんなさい。
先輩とは付き合えません。」


どうやら告白は終わったようだ…
とりあえずホッとした。


「理由は?」


「理由は…私、好きな人いますから。
その人しか見えません。」


その瞬間、俺は無意識に屋上に向かって走っていた。


気がつくと屋上で息ぎれして立っていた。こんなに全力疾走したのはいつぶりだろうか…


そして今、こうやって落ち込んでる状況に至る。


「ハァ…好きな人おったんかぁ…」


やっぱりいぢめがいのある可愛い年下クンかなぁ…?


てかまず、好きな子がいる以前に、この25のオッサンを相手にしてくれるのか、心配しないといかんじゃないのか?


その時、ちなチャンが屋上へきた。


「ごめんなさい。遅くなっちゃって。
いろいろと捕まっちゃって。」


「いや…。待ってないよ。」


平常心…平常心。落ち着けタケル!!


ちなチャンが俺の横に来て、ライトアップされた学校を見渡す。


「キレ~♪ってか屋上誰もいな~い。」


可愛い…(#´д`)。

そして、しばらく沈黙が続く…


「タケさん、今日は一緒に回ってくれてありがとーございましたッ♪」


笑うとえくぼが出来る
その笑顔が大好きだ。


「…ちなチャン。」


振られる可能性大だけど!

郷田 健 25歳 男!

気持ちをちゃんと伝えて、カッコ良く、
振られたいと思います!!


「ちなチャン。俺、今から人生最後の大告白する。…振られたら振られたで一生、その人の事、好きでいる。」


~*健sideおわり*~



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