恋するgirl☆~永遠の愛~
「ちなチャン?どうした?嫌だった?
泣かんでッ?」
俺は慌てて、ちなチャンに謝ろうとした。
「グスッ…、ぃ…嫌じゃない。
てか何で過去形なのぉ…?好きな人ってなにぃ?…(泣)」
嫌じゃなかったんだぁ…よかった。
「過去形って、好きなのは現在形だよ? けど…ちなチャン、さっきの男子に好きな人いるって言ってたから…。」
言葉に出すと、悲しくなってくる~(泣)
すると泣きやんだちなチャンが、
「タケさん、聞いてたんだ。」
「ごめんね?」
「私、好きな人いますよ。
私より大人なのに、怖がりで、チョコバナナに焼きそばにたこ焼きが好きで、子供みたいにはしゃいで、でも、ちゃんとたくましい所もあって…
私はその人の事、大好き…!」
なんて男だ。ちなチャンにここまで好きになってもらって!!幸せな野郎だぜ!
「そんなに好きなんだ…幸せになって?
…ぅ…ごめ…なんか目から塩水が…」
何泣いてんだ!俺!男だろぉぉーー(泣)
「もうタケさん、わかんないの??
鈍感!ニブちん!…」
「えっ…ニブちッ…」
ちなチャンが抱きついた。
その瞬間、俺の涙が止まった…
ちなチャンの唇が俺の唇をふさいだ…
ちなチャンが、
「わかった?私の好きな人!」
小悪魔のような笑顔で言った。
ちなチャンの好きな人って……
俺ぇぇぇーーーーーーー~~~~!?
~*健sideおわり*~