恋するgirl☆~永遠の愛~
そして突然事件が起こった。
あの相談にのった3日後だった。
俺がちょうど会議から戻ったころ、デスクに置いていた携帯が鳴る。
孝幸の彼女である瞳という子からだった。
真子ちゃんが危ないかもしれないと。
俺は柳高校へと急いだ。
ーーッ…間に合ってくれ。
いつも冷静な自分が、焦っていた…
そして真子ちゃんが呼び出された第1視聴覚室。鍵が閉まっている。
だがそんなもんはどうってことない。
簡単に鍵をあける。
そして勢いよくドアを開けて俺の目うつった光景…
服のはだけた真子ちゃんの上にまたがっている円山…
「何している?変態教師。」
そう言って円山を真子ちゃんの上から退けた。
円山が連れていかれて、部屋には震えている真子ちゃんと2人…。
俺は女に優しくするのが苦手だ…。
すると真子ちゃんが俺の胸に抱きついてきて泣き出した…。
怖かったんだろう。
俺の胸の中で泣いている真子ちゃんが、
壊れそうで…そっと背中を撫でていた。
俺はどうしようもなく彼女を守ってやりたくなった…
なんだ…この気持ち…
そのあと落ち着いた彼女を家まで送って行った。
そしてあの事件から5日たった今日、
事件についての聴取を行うため警察署に彼女が学校帰りにくる。
俺は少し気になりつつも、会議に出た。