恋するgirl☆~永遠の愛~


そして突然事件が起こった。


あの相談にのった3日後だった。


俺がちょうど会議から戻ったころ、デスクに置いていた携帯が鳴る。


孝幸の彼女である瞳という子からだった。

真子ちゃんが危ないかもしれないと。


俺は柳高校へと急いだ。


ーーッ…間に合ってくれ。


いつも冷静な自分が、焦っていた…



そして真子ちゃんが呼び出された第1視聴覚室。鍵が閉まっている。


だがそんなもんはどうってことない。
簡単に鍵をあける。


そして勢いよくドアを開けて俺の目うつった光景…


服のはだけた真子ちゃんの上にまたがっている円山…


「何している?変態教師。」


そう言って円山を真子ちゃんの上から退けた。



円山が連れていかれて、部屋には震えている真子ちゃんと2人…。


俺は女に優しくするのが苦手だ…。


すると真子ちゃんが俺の胸に抱きついてきて泣き出した…。


怖かったんだろう。


俺の胸の中で泣いている真子ちゃんが、
壊れそうで…そっと背中を撫でていた。



俺はどうしようもなく彼女を守ってやりたくなった…



なんだ…この気持ち…



そのあと落ち着いた彼女を家まで送って行った。





そしてあの事件から5日たった今日、


事件についての聴取を行うため警察署に彼女が学校帰りにくる。




俺は少し気になりつつも、会議に出た。



< 99 / 377 >

この作品をシェア

pagetop