「ひきこもり王子」に再婚したら「憎悪しか抱けない『お下がり令嬢』は、侍女の真似事でもやっていろ」と言われましたので、仰せのままに従うことにしました
「わかっているわよ。だから、何度も言っているでしょう?女のガキなのに、男の子よりもずっと男らしかったんだって。だから、だれもがわたしのことを持て余していたわ」
「ヒラヒラのドレスで木登りをしたり、いたいけな少年をぶん殴ったり」
「もうっ!それについては、何度も謝ったでしょう?」

 思わず、不貞腐れてしまった。

 わたしは、こんな表情まで出来るようになったんだ。

 驚くことばかりである。
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