あやかし学校
どうしてこんな体質になってしまったのか、両親と話をしたこともある。
聞けば母方の遠い親戚にイタコと呼ばれる霊媒師が存在していたことがわかった。
その人の血が色濃く出てしまったのだということで、とりあえずは納得した。
それなら僕も霊媒師としてヤッていけるんじゃないかと一時考えたこともある。
だけど僕の場合は幽霊のマイナスな気を全面に受けて、今日みたいに気分が悪くなってしまうので、仕事には向いていないとわかった。
もしかしたら、これもなれていくのかもしれないけれど。
グッタリと突っ伏している間に担任の先生がやってきてホームルームが始まっていた。
ようやく顔を持ち上げてみると、先生の隣に見知らぬ女の子と男の子が立っていた。
ふたりともよく似た顔をしていて、髪の毛が黄金色に輝いている。
一瞬見間違いかと思って目をこすってみたけれど、やはりふたりの姿は消えない。
もしかしてあれも幽霊?
そう思って周囲を確認してみると、他の生徒たちにも彼らの姿が見えているようだった。
「それじゃ、自己紹介してくれ」
先生に促されて男の子の方が一歩前に出た。
「銀太です。よろしくお願いします」
「私は金子。よろしくね」
ふたりが自己紹介をしている間に先生が黒板に銀太、金子と名前を書いている。
どうやら双子の転校生みたいだ。
聞けば母方の遠い親戚にイタコと呼ばれる霊媒師が存在していたことがわかった。
その人の血が色濃く出てしまったのだということで、とりあえずは納得した。
それなら僕も霊媒師としてヤッていけるんじゃないかと一時考えたこともある。
だけど僕の場合は幽霊のマイナスな気を全面に受けて、今日みたいに気分が悪くなってしまうので、仕事には向いていないとわかった。
もしかしたら、これもなれていくのかもしれないけれど。
グッタリと突っ伏している間に担任の先生がやってきてホームルームが始まっていた。
ようやく顔を持ち上げてみると、先生の隣に見知らぬ女の子と男の子が立っていた。
ふたりともよく似た顔をしていて、髪の毛が黄金色に輝いている。
一瞬見間違いかと思って目をこすってみたけれど、やはりふたりの姿は消えない。
もしかしてあれも幽霊?
そう思って周囲を確認してみると、他の生徒たちにも彼らの姿が見えているようだった。
「それじゃ、自己紹介してくれ」
先生に促されて男の子の方が一歩前に出た。
「銀太です。よろしくお願いします」
「私は金子。よろしくね」
ふたりが自己紹介をしている間に先生が黒板に銀太、金子と名前を書いている。
どうやら双子の転校生みたいだ。