あやかし学校
☆☆☆
この日の4時間目は調理実習だった。
4時間目の授業でお味噌汁と生姜焼きを作り、それを昼休憩に食べるというものだった。
「ちょっと銀太、豆腐取って」
「はいよ」
「これ納豆なんだけど?」
案の定ふたりと同じ班を組まされた僕はさっきから笑いを堪えるので必死だ。
豆腐のお味噌汁を作っている最中の金子に、全く料理のできない銀太。
それでも銀太に手伝いをさせようとするものだから、さっきから間違えてばかりだ。
金子が「青ネギ取って」と言えばたまねぎの伸びた芽の部分をちぎって渡すし、豆腐と言えば納豆を出す。
銀太は本当にこういうことに疎いらしい。
「なに笑ってんだよ。そっちは大丈夫なのか?」
終始笑っていた僕を睨みつけて銀太が聞いてくる。
この日の4時間目は調理実習だった。
4時間目の授業でお味噌汁と生姜焼きを作り、それを昼休憩に食べるというものだった。
「ちょっと銀太、豆腐取って」
「はいよ」
「これ納豆なんだけど?」
案の定ふたりと同じ班を組まされた僕はさっきから笑いを堪えるので必死だ。
豆腐のお味噌汁を作っている最中の金子に、全く料理のできない銀太。
それでも銀太に手伝いをさせようとするものだから、さっきから間違えてばかりだ。
金子が「青ネギ取って」と言えばたまねぎの伸びた芽の部分をちぎって渡すし、豆腐と言えば納豆を出す。
銀太は本当にこういうことに疎いらしい。
「なに笑ってんだよ。そっちは大丈夫なのか?」
終始笑っていた僕を睨みつけて銀太が聞いてくる。