王子様の溺愛は、とことん甘い【ハロウィンSS】
どういうこと…?
「今日の詩音、それはそれはもう不機嫌だったんだよ?おかげですごく苦労したんだから」
「そ、そうなんですか…」
やっぱりご機嫌は良くならなかったのかな…。
…じゃなくて、聞きたいのはそういうことではない。
もう帰ってきているなら、詩音先輩から連絡が来るはず。
なのに、ひとつもそんな通知は届いてない。
「僕がちょっと前に生徒会室に閉じ込めといたんだ。あのまま放置してたら、他の人に迷惑かけそうだったから」
「そう…なんですか…?」