王子様の溺愛は、とことん甘い【ハロウィンSS】
「……?わかりました…?」
…やっぱり、羽柴先輩のペースはよくわからない。
でも、とりあえずこれに着替えればいいんだよね。
「……って、なにこれっ…!?」
紙袋の中を覗くと、とんでもない衣装が入っていて大声を出してしまった。
ほ、ほんとにこれ着なきゃいけないのかな…っ?
どうしよう……絶対嫌だけど…。
「…頑張ろう」
覚悟を決めて、生徒会室に一番近いトイレに入った。
詩音先輩に見せたくはないけど、早く詩音先輩に会いたかったから。