王子様の溺愛は、とことん甘い【ハロウィンSS】

「もう…彩凛ちゃんのイジワル…」



頬をふくらませてそう言うと、彩凛ちゃんは何故か顔を赤く染めあげた。



「っ…ご、ごめんね?あまりにも芙羽梨に効くから…」



「じゃあ、もうしないでね…?」



「うん、約束」



申し訳なさそうに謝ってくれたので、カバンから包装されたとあるものを取り出す。



今日のために作ってきたものだけど、喜んでくれるかな…?



「ふ、芙羽梨それって…!!?」



取り出したものを見ると、彩凛ちゃんは目を輝かせた。

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