素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
「良い飲みっぷり。もっといっぱい飲んでよ」
それから何杯か楽しく話しながら飲んで、酔っ払って完全に笑い上戸になったアリスから、その様子を見かねたリリアがさりげなく杯を取り上げると陽気なナイジェルがアリスに聞いた。
「ねえねえ、アリスちゃんこの五人の中でお持ち帰りするなら誰が良い?」
アリスはぐるりと五人を見た。その竜騎士という職業から全員将来性は抜群だ。外見もとても整っている。際立って女受けが良いのは隣に居るブレンダンだろうが、自分の一番遠くで言葉少なにちびちび酒を飲んでいるその人に目を留めた。
(そうよ。人生に一度くらい、欲しいものを欲しいと言って何が悪いの)
そして右手を上げて指差した。
それから何杯か楽しく話しながら飲んで、酔っ払って完全に笑い上戸になったアリスから、その様子を見かねたリリアがさりげなく杯を取り上げると陽気なナイジェルがアリスに聞いた。
「ねえねえ、アリスちゃんこの五人の中でお持ち帰りするなら誰が良い?」
アリスはぐるりと五人を見た。その竜騎士という職業から全員将来性は抜群だ。外見もとても整っている。際立って女受けが良いのは隣に居るブレンダンだろうが、自分の一番遠くで言葉少なにちびちび酒を飲んでいるその人に目を留めた。
(そうよ。人生に一度くらい、欲しいものを欲しいと言って何が悪いの)
そして右手を上げて指差した。