素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
「私の眼鏡かけた時があったでしょう。あの時ね、全然似合わないって言っちゃったけど、本当はすごく似合ってて、その、びっくりしたの」

「異国の人が慌てて私に迫ってきて助けてもらった時もね、ゴトフリーがすごくカッコよく見えて、恥ずかしくて、お礼も言えなくてごめんなさい」

「湖の時に、付き合おうって言ってくれて、良いよって言おうとしたのに、なぜかいやって言っちゃったの。あの時のこと、今でもやり直したい」


「……私って本当にダメだよね。ゴトフリーにキスしたのは私なのに、ゴトフリーのせいにして責めてしまったのに、私のせいだとは絶対に言わなかったよね、すごく……自分が情けなかった」


「えっとね、勇気出して、ゴトフリーに会いに竜騎士団の使う部屋まで行ったんだ。元カノと一緒に居るの見てすごくショックだった……でも、あの後私を追いかけて来てくれて嬉しかったな」

「あのね、私の作ったお弁当早く食べて欲しいの。自分の持っていくお弁当で一応作る練習だけしてて、リリアが試作品食べるのもういやだって言うんだよ、ひどいよね。ゴトフリーはいっぱい食べるから、大きいお弁当箱にたくさん作るんだ……」

< 102 / 292 >

この作品をシェア

pagetop