素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
02 お持ち帰り
「なんでゴトフリーなの? こいつ今夜は全然話してないよね?」
レオは本当に不思議そう言った。それもそうだ。ゴトフリーは最初の軽い自己紹介以外アリスと言葉を交わしていない。今夜は、ということはいつもは違うのだろうか。別にどうでも良いことだけれど。
「この中で一番モテそうにないし、浮気しなそうだもん」
素直じゃないアリスが言ったその言葉にどっと笑い声があがる。リリアは呆れた顔をして頬をつつくし、ゴトフリーは赤い顔のままで自分を見つめたままだ。
「浮気は確かにしないよな。いつもされる側だもんな」
「エディ、余計なこと言うなよ」
にやにやしながら言いかけたエディをブレンダンが嗜めた。明るいエディとナイジェルの掛け合いを聞いて笑うアリスを横目に頃合いを見ていたリリアは壁にかけられた時計を確認しながら言った。
「アリス、そろそろ会計して出ましょう。もう少ししたらダニエルが迎えに来てくれるから」
抜け目のないリリアは夜道を女二人で歩く危険性を知っていて、きちんと仕事帰りの彼氏が迎えに来てくれる手筈を整えていたらしい。アリスはその言葉を聞いて財布から多めのお金を出すとリリアの手に押し付けた。
レオは本当に不思議そう言った。それもそうだ。ゴトフリーは最初の軽い自己紹介以外アリスと言葉を交わしていない。今夜は、ということはいつもは違うのだろうか。別にどうでも良いことだけれど。
「この中で一番モテそうにないし、浮気しなそうだもん」
素直じゃないアリスが言ったその言葉にどっと笑い声があがる。リリアは呆れた顔をして頬をつつくし、ゴトフリーは赤い顔のままで自分を見つめたままだ。
「浮気は確かにしないよな。いつもされる側だもんな」
「エディ、余計なこと言うなよ」
にやにやしながら言いかけたエディをブレンダンが嗜めた。明るいエディとナイジェルの掛け合いを聞いて笑うアリスを横目に頃合いを見ていたリリアは壁にかけられた時計を確認しながら言った。
「アリス、そろそろ会計して出ましょう。もう少ししたらダニエルが迎えに来てくれるから」
抜け目のないリリアは夜道を女二人で歩く危険性を知っていて、きちんと仕事帰りの彼氏が迎えに来てくれる手筈を整えていたらしい。アリスはその言葉を聞いて財布から多めのお金を出すとリリアの手に押し付けた。