素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
 どうしても出させたいアリスとさせたくないゴトフリーは、じっと見つめ合った。ちいさな口で大きなものを咥えたまま、アリスは殺し文句を吐いた。

「ゴトフリーのだったら大丈夫」

「……っ……アリス。もう……もうダメだっ……今の腰にきた……ほんとに口離して」

 ぐっと腰を必死で引いた彼のそれを追いかけるように動いて、アリスは口を離さなかった。つよく吸い上げている内に一気に口内に液体が放たれる。出す時の条件反射なのか体をふるわせて何度か口内に擦り付けるようにゴトフリーの腰は動く。

「マジか、俺フェラでこんなに早くいったの初めてだよ……」

 がくりと頭を落として、ゴトフリーは俯いた。それを見ながらなんだかアリスは満足感があった。経験豊富のゴトフリーはいつもこういうことの主導権を握りたがるけれど、そんな彼を自分がいかせたのが嬉しかったのだ。

「んっ……確かにおいしくないね」

 こくんと喉を鳴らしてすくなくない精液を飲み込んだアリスを見てゴトフリーは慌てた。

「ダメだよ。美味しくないだろう? すぐ出して」
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