素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
「ふっ……んっ……ん……」

 その敏感になった部分はじんじんと熱を持つのに、ゴトフリーはやっぱり触れない。際の部分を焦らすように触れてはその大きな指は遠ざかっていく。

「もうっ……触って、ゴトフリー」

 繋がりあった唇を外して抗議したアリスに彼は、にやっと悪い顔をした。こういう時に意地悪するのが好きなのはわかっているけれど、それをこれから全部許容出来るかどうかはわからない。

「アリス、こういう時はどうするの? ちゃんとして欲しいこと言って」

 いつもは蜂蜜の中でとかされているような気分になるくらい甘くて優しい言葉をくれる彼なのに、こういう時に限っては本当に意地悪だ。アリスはぼそっとつぶやくように言った。

「……乳首、触ってゴトフリー」

「ん。良いよ。どのくらいの強さが良い?」

 それを言うのが恥ずかしいのがわかっているのだろう、言葉に詰まったアリスにその乳首を触れるか触れないかを繰り返して彼女の言葉を待った。真っ赤になるアリスを満足そうに見ながら、頬にキスをした。

「……ちょっとつよいくらいが良い。指で摘んでいっぱい擦って」
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