素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
 何も言わずにくっと笑うとちゃんとその通りにしてくれた。鋭くえぐるような快感の中で洗った髪は纏めて上げているから、後ろから首筋も舐められた。何度も繰り返し同じところを舐められて、その部分からも身体に快感を呼び込んでくる。

「ふ、っ……ふわっ……きもちいっ……」

「アリスは強いくらいの刺激が好きなんだね。かわいいな……これから俺にどうして欲しい?」

 とろんとした目をしているアリスにゴトフリーは問いかけた。快感に負けて惚けた頭で考える。

(ゴトフリーにして欲しいこと……)

 お尻の辺りに当たっている大きな固い物の存在にアリスは気がついていた。この前、たくさん舐めたし触ったけれど、研究熱心なアリスは自分にない器官でもあるし、彼にあるそれをもっともっと知りたかった。

「あのっ……あのね、ゴトフリーの……その、これ触りたい」

 そっと指先で触れてその存在を示す。アリスがそうやって恥ずかしそうに言った言葉は、彼にとっては予想外だったらしい。ひどく驚いた顔をして、それから、悪い表情になった。

「そうだね、これだけじゃわからないかな。ちゃんと言えたらいっぱい触って良いよ。アリス」
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