素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
そう不思議そうに聞くから、うんと笑って頷いた。アリスはそれなりに稼いでいるし、今は将来的な結婚に向けての貯金もしたいから欲しいものを我慢して節約もすることもあるけれど、大好きなゴトフリーと一緒に暮らせるのなら、別に彼が高給取りの竜騎士でなくなったとしても別に構わなかった。
「二人で暮らすなら、もっと大きいところに引っ越ししたいな。あ、後でね、ゴトフリーに渡したいものがあるんだけど」
そうもじもじしながら話だしたアリスを一度体から離すと、ゴトフリーは泡だらけの体に丁寧にお湯をかけてくれた。
「……ん、良いよ。じゃあ一回出よう。あんまり入ってるとのぼせちゃうもんな」
彼は先に脱衣所に出ると、大きな布を広げてアリスをそのまま包んだ。さわさわと丁寧に水滴を拭ってくれる。この布の柄もかわいい。かわいいもの好きな自分にはたまらない。この宿屋は本当にアリスの理想の場所のようだ。
「もう、自分で出来るよ。ゴトフリーも冷えちゃうから自分の体拭いて」
続けて上げていた髪の毛を下ろして拭きはじめたゴトフリーに言った。彼は本当に楽しいことをしているように目を細める。
「二人で暮らすなら、もっと大きいところに引っ越ししたいな。あ、後でね、ゴトフリーに渡したいものがあるんだけど」
そうもじもじしながら話だしたアリスを一度体から離すと、ゴトフリーは泡だらけの体に丁寧にお湯をかけてくれた。
「……ん、良いよ。じゃあ一回出よう。あんまり入ってるとのぼせちゃうもんな」
彼は先に脱衣所に出ると、大きな布を広げてアリスをそのまま包んだ。さわさわと丁寧に水滴を拭ってくれる。この布の柄もかわいい。かわいいもの好きな自分にはたまらない。この宿屋は本当にアリスの理想の場所のようだ。
「もう、自分で出来るよ。ゴトフリーも冷えちゃうから自分の体拭いて」
続けて上げていた髪の毛を下ろして拭きはじめたゴトフリーに言った。彼は本当に楽しいことをしているように目を細める。