素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
アリスのその言葉にエディは息を大きく吸い込むと言葉を選ぶようにゆっくり話し出した。
「……そうだね、あいつ……その、俺たちの間では若い頃から女運悪いので、有名だったからさ。今の恋人のアリスちゃんがどんなに誠実に対応していていても、不安に思う気持ちが出てくるのは仕方ないと思うよ。あいつ自身はすごく良いやつだし、今まで付き合っていた子をあいつなりに大事にしてはいたんだけど、そういう気持ちを何度も裏切られて辛かったんじゃないかな。浮気されたり二股をかけられたり、そうされる度にきっとすり減ってきたものがあるんだと思う。そういう女の子を選んだのはあいつだし、もちろん恋愛ってさ、相手あってのものだから向こうだけが悪いとは俺は言わないけど、真心を捧げていた相手に何度も裏切られるのは……心が傷だらけになっていても仕方ないとは思うよ」
そう言ったエディの顔は本当に辛そうだ。間近で何度も傷ついた友人の姿を見て来ていて、いつも明るい彼も思うところがあったのだろう。
エディの話を聞いてアリスはいつも切望するように祈るように自分に愛の言葉をくれるゴトフリーのことがなんだか納得がいく気がした。
「……そうだね、あいつ……その、俺たちの間では若い頃から女運悪いので、有名だったからさ。今の恋人のアリスちゃんがどんなに誠実に対応していていても、不安に思う気持ちが出てくるのは仕方ないと思うよ。あいつ自身はすごく良いやつだし、今まで付き合っていた子をあいつなりに大事にしてはいたんだけど、そういう気持ちを何度も裏切られて辛かったんじゃないかな。浮気されたり二股をかけられたり、そうされる度にきっとすり減ってきたものがあるんだと思う。そういう女の子を選んだのはあいつだし、もちろん恋愛ってさ、相手あってのものだから向こうだけが悪いとは俺は言わないけど、真心を捧げていた相手に何度も裏切られるのは……心が傷だらけになっていても仕方ないとは思うよ」
そう言ったエディの顔は本当に辛そうだ。間近で何度も傷ついた友人の姿を見て来ていて、いつも明るい彼も思うところがあったのだろう。
エディの話を聞いてアリスはいつも切望するように祈るように自分に愛の言葉をくれるゴトフリーのことがなんだか納得がいく気がした。