素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
「これ、まさにお前が言ってた偶然の出会いじゃないか。ちょっと俺がチャンス作ってやるから話しかけてみろよ」
なんと言って話しかけたら良いのだろうか、頭の中でぐるぐる回るが、好意を持たれる話題が全く思いつかない。
竜騎士団でも賑やかし担当のナイジェルとエディは二人して彼女を笑わせっぱなしだ。
笑い上戸なのか、たまに笑いすぎて苦しそうになる時もあるのが可愛かった。女官の親友はかなり冷静なようで、笑顔で彼女の杯を取り上げた。
(またいつものやつだ)
ゴトフリーは酒を傾けながら面白くない気持ちで、会話が進んでいくのを聞いていた。
せっかくのチャンスに全く頑張りの見えないゴトフリーに酔いが回ってきたのか遠慮のなくなってきたナイジェルは、自分達が竜騎士だと知らない初対面の女の子に「この中で誰が一番タイプか」を聞くのが同期会の鉄板のネタだった。
その時の気分で質問の内容は変わるが、まぁ、要するに言いたいのはそういうことだ。
この顔ぶれで集まった時は、女性に人気のあるあまい顔立ちのブレンダンかその子の好みによっては凛々しい顔つきのリカルドが選ばれるのが分かっていた。
なんと言って話しかけたら良いのだろうか、頭の中でぐるぐる回るが、好意を持たれる話題が全く思いつかない。
竜騎士団でも賑やかし担当のナイジェルとエディは二人して彼女を笑わせっぱなしだ。
笑い上戸なのか、たまに笑いすぎて苦しそうになる時もあるのが可愛かった。女官の親友はかなり冷静なようで、笑顔で彼女の杯を取り上げた。
(またいつものやつだ)
ゴトフリーは酒を傾けながら面白くない気持ちで、会話が進んでいくのを聞いていた。
せっかくのチャンスに全く頑張りの見えないゴトフリーに酔いが回ってきたのか遠慮のなくなってきたナイジェルは、自分達が竜騎士だと知らない初対面の女の子に「この中で誰が一番タイプか」を聞くのが同期会の鉄板のネタだった。
その時の気分で質問の内容は変わるが、まぁ、要するに言いたいのはそういうことだ。
この顔ぶれで集まった時は、女性に人気のあるあまい顔立ちのブレンダンかその子の好みによっては凛々しい顔つきのリカルドが選ばれるのが分かっていた。