素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
「さっさと付き合って結婚したら良いじゃない。何をめそめそしてるの」
「で、でも! 私が、その」
アリスは周辺に目を走らせてから周囲に人がいないことを確認してから小声で言った。
「……しょ、処女だったから責任感じてるんだよ。私の事好きな訳じゃないんだから」
恥ずかしそうに言ったアリスに、首を傾げてリリアは不思議そうに言った。
「男性が責任感が強くて大いに結構じゃない。なんの問題があるの」
「私はもし付き合うんだったら、私の事好きになってもらいたいの! そんな、騙し討ちみたいなことをしたかった訳じゃないもの」
リリアはカップをソーサーの上に戻しつつ、優しく言った。
「アリス。彼は好きじゃない女の子に付き合って欲しいというような男の人じゃないと思うけど。もしその言葉が欲しいなら自分から聞いてみなさいよ。もしかして私の事好きなの? って」
「……そんなの聞けない」
そんな風に素直に聞けるなら今まで苦労してない。彼氏いない歴と年齢が合致する事態になってない。落ち込んで俯いたアリスのおでこに指を当てて上を向かせると目線を合わせてリリアは語りかけた。
「で、でも! 私が、その」
アリスは周辺に目を走らせてから周囲に人がいないことを確認してから小声で言った。
「……しょ、処女だったから責任感じてるんだよ。私の事好きな訳じゃないんだから」
恥ずかしそうに言ったアリスに、首を傾げてリリアは不思議そうに言った。
「男性が責任感が強くて大いに結構じゃない。なんの問題があるの」
「私はもし付き合うんだったら、私の事好きになってもらいたいの! そんな、騙し討ちみたいなことをしたかった訳じゃないもの」
リリアはカップをソーサーの上に戻しつつ、優しく言った。
「アリス。彼は好きじゃない女の子に付き合って欲しいというような男の人じゃないと思うけど。もしその言葉が欲しいなら自分から聞いてみなさいよ。もしかして私の事好きなの? って」
「……そんなの聞けない」
そんな風に素直に聞けるなら今まで苦労してない。彼氏いない歴と年齢が合致する事態になってない。落ち込んで俯いたアリスのおでこに指を当てて上を向かせると目線を合わせてリリアは語りかけた。