素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
その言葉を聞いてアリスはパチパチと目を瞬いた。そして緑竜の可愛い嗜好に思わず笑顔になる。
「アレックってお昼寝が好きなの?」
「そうだよ。いつも居る竜舎だと、他の竜が居て落ち着かないからこういう静かな森の中で昼寝するのが好きなんだ」
「ふ、可愛いね。竜ってすごく可愛いんだね、全然知らなかった」
「んー、アレックは特別のんびり屋なんだよ。他の若い竜は割と気が強かったりするし活発なんだけど、まあ生まれ持った性格だな」
苦笑してから、ゴトフリーは荷物の中に手を入れて、王都でも有名なお店の名前が焼印されている木製のお弁当を取り出すとそれを広げはじめた。
「えっと……あの、このお店高かったんじゃないの」
じっとその店の名前を見ているアリスにゴトフリーは苦笑する。
「アリスが気にするような事じゃないよ。それにアリスだったら俺の貰っている俸給の額を知ってるんじゃないの」
面白そうにゴトフリーは言った。確かにアリスの所属してる計数室では城で働いている人間全員の月一の給与の振込も行っているが、それはアリスの担当じゃない。
「アレックってお昼寝が好きなの?」
「そうだよ。いつも居る竜舎だと、他の竜が居て落ち着かないからこういう静かな森の中で昼寝するのが好きなんだ」
「ふ、可愛いね。竜ってすごく可愛いんだね、全然知らなかった」
「んー、アレックは特別のんびり屋なんだよ。他の若い竜は割と気が強かったりするし活発なんだけど、まあ生まれ持った性格だな」
苦笑してから、ゴトフリーは荷物の中に手を入れて、王都でも有名なお店の名前が焼印されている木製のお弁当を取り出すとそれを広げはじめた。
「えっと……あの、このお店高かったんじゃないの」
じっとその店の名前を見ているアリスにゴトフリーは苦笑する。
「アリスが気にするような事じゃないよ。それにアリスだったら俺の貰っている俸給の額を知ってるんじゃないの」
面白そうにゴトフリーは言った。確かにアリスの所属してる計数室では城で働いている人間全員の月一の給与の振込も行っているが、それはアリスの担当じゃない。