素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
 そう囁くとぱくりと口を開けて、目の前のちいさな耳にかぶりつくとゴトフリーは下着をずらしてじんじんとうずいていた芽を擦った。

「やっ……あっ……ああっ……」

 感じる部分を何箇所も攻められて喘ぎながらアリスは、ゴトフリーの与えてくれる快感に身をゆだねていた。やがてスカートの中の芽を擦る動きは大胆になってどんどん高まっていくものを逃せなくなってきた。

「アリス、気持ち良い?」

「あっ……やだ、やだっ……やだよっ。ゴトフリー。私、いっちゃうっ……いっちゃうっ」

 自分の首元に縋り付いて来るアリスを愛しげに見やると手の動きを激しくさせた。

「良いよ、俺の手でいって」

 その言葉を聞いた瞬間、絶頂を感じてアリスは背中をしならせると、ゴトフリーはぎゅっと息の荒い彼女の体を抱きしめた。

 焦点の合わなかった目に風景が映るのを感じながら息を整えたアリスは、パキンと近くで小枝が折れる音を聞いて、はっとその方向へと視線を走らせた。

「……小鹿だ。可愛いね」

 その薄茶の可愛らしい動物は二人の存在にやっと気がついたのか、急いで森の奥へと消えていってしまった。

「……やっ……」
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