殺すように、愛して。
アルファ、黛。アルファ、黛。アルファ、黛。黛、黛、黛、黛。触りたい。触ってほしい。黛。出したい。出させてほしい。黛。満たされたい。満たしてほしい。黛。包まれたい。包んでほしい。黛。入れられたい。入れてほしい。黛。黛、黛、黛。下半身が、黛を欲している。心に空いた穴が、黛を欲している。黛が、欲しい。黛。黛。
俺が発する音の他には目立った音声は聞こえず、一階も、俺のいる部屋以外の二階も、静寂に包まれていて。家には俺以外誰もいなかった。両親は仕事。由良は課外授業。俺もそれに出席しなければならなかったが、こんな状態では外出もままならないため、自ら学校に連絡を入れて休ませてもらっていた。夏休み前期の課外授業は一週間で、最初の四日間は特に問題なく受けられたものの、残りの日数は出られないかもしれなかった。
仮病で休んでいるわけでもないのに罪悪感が酷く、その罪悪感すら発情による性欲のエネルギーと化しているように感じた。一向に萎えず、汗や他の奇妙な液で体が湿っていく。抑えられない欲に狂いそうで、少しでも気を抜けば、ギリギリ保っている理性が飛んでしまいそうだった。
ふー、ふー、といつまでも大量の二酸化炭素を一気に吐きながら、堪えろ、堪えろ、我慢、我慢、と失いたくない理性を保つために必死に自分をコントロールする。盛り上がる気持ちを意地でも鎮めさせたくて、すっかり萎えてしまうようなことを、黛に殴られてから態度が変わった両親のことを考えることにした。黛、黛、と思考が彼に引き寄せられながらも、持っていかれないように、俺のことがやっぱり気に食わない両親のことを考えて、考える。黛、黛、ダメだ、我慢。黛。黛。我慢。我慢。黛。思考を。黛。奪われないように。黛。両親のことを。黛。考える。黛。考える。考える。黛。考える。考える。考える考える考える。考える。
俺が発する音の他には目立った音声は聞こえず、一階も、俺のいる部屋以外の二階も、静寂に包まれていて。家には俺以外誰もいなかった。両親は仕事。由良は課外授業。俺もそれに出席しなければならなかったが、こんな状態では外出もままならないため、自ら学校に連絡を入れて休ませてもらっていた。夏休み前期の課外授業は一週間で、最初の四日間は特に問題なく受けられたものの、残りの日数は出られないかもしれなかった。
仮病で休んでいるわけでもないのに罪悪感が酷く、その罪悪感すら発情による性欲のエネルギーと化しているように感じた。一向に萎えず、汗や他の奇妙な液で体が湿っていく。抑えられない欲に狂いそうで、少しでも気を抜けば、ギリギリ保っている理性が飛んでしまいそうだった。
ふー、ふー、といつまでも大量の二酸化炭素を一気に吐きながら、堪えろ、堪えろ、我慢、我慢、と失いたくない理性を保つために必死に自分をコントロールする。盛り上がる気持ちを意地でも鎮めさせたくて、すっかり萎えてしまうようなことを、黛に殴られてから態度が変わった両親のことを考えることにした。黛、黛、と思考が彼に引き寄せられながらも、持っていかれないように、俺のことがやっぱり気に食わない両親のことを考えて、考える。黛、黛、ダメだ、我慢。黛。黛。我慢。我慢。黛。思考を。黛。奪われないように。黛。両親のことを。黛。考える。黛。考える。考える。黛。考える。考える。考える考える考える。考える。