うさぎ
「わかった」


といい立ち上がったのは
同じ班でクラスで
1番仲のいい梓だった。



梓は先に私の
給食を片付けた。



…すると
「お前馬鹿やないとや?順番もわからんと?こいつがこんなに苦しんどるのに、お前は先に給食を片付けるんか?」



大和が怒鳴った。



教室が静まりかえった。



私はそれを聞いて
涙がでた。



大和の優しさが
すごくうれしく
きつくて泣いていた
はずなのに、
いつしか嬉し涙に
変わっていた。
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