うさぎ
私は鼻声のまま
電話にでた。



「もしもし」



「俺」



一気に鼓動が高まる。



「篠原?」



「おう。これ俺の番号やけん。あっわりい。また夜中かけるわ。ちゃんと起きとけよ。」



とゆって大和は
電話を切った。



久々に聞いた
大和の声に
私のドキドキは
とまらない。



手も震えている。



―3時間後



…ピピピ



大和から再び
電話がかかってきた。



また鼓動が高まる。



震えた手で
電話にでる。
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