ドラマティック トレイン ~ 運命の出会いは通学中に起きる
「飲み物は手前通路側に、デザートはその奥になります。ステーキや海鮮類などその場で焼き上げるお料理もございますので、その際はその場におります担当シェフにお申し付けください。」
一通り説明を終えるとウェイターさんは入り口の方へと戻っていった。
「よーし!食べるゾッ!」
張り切った声を出すと、
「女の子2人から先にお料理とってきなよ。」
と、磐田くんが言ったのに対し、葵くんはそれが不満なのかムッとしたのが顔に出た。
「奈々、お言葉に甘えて先に取りに行こ♪」
タケッちと2人で先ずはサラダバーへと向かった。
「葵は奈々ちゃんと料理をとりに行きたかったって顔してるな(笑)」
「悪いかよ…。」
「タケッちに失礼だぞ、その顔(笑)」
女の子2人が料理をとり終えて席に戻ると次は男2人が料理を取りに向かった。その後は各々食事のペースで自由にとりに行く事になり、タケっちと磐田くんが料理をとりながら珍しく二人きりで会話しているのが見えた。
「葵は明らかに奈々の事を好きなんだろうな~って思うんだけど、実際のところ磐田氏にとって奈々はどうなの??」
料理を取り皿に装いながらタケッちが声を掛けた。
「あはは、突然きりこんでくるねぇ~。葵からはライバル認定されてるよ。何度も違うって言ってるんだけどね。」
「ふ~~ん。違うんだ~~。」
「可愛いとは思うよ。」
「好きとは違うの?」
「葵には俺にとって奈々ちゃんは癒し系キャラって言ってるよ。信じてくれないけど…。」
「確かに癒し系ではある。そこは認めるけど…。」
「けど??タケッちも葵と同じで俺のこと信じてくれないの?」
「う~~ん。なんていうかなぁ~。二次元の世界で学習しまくった勘っていうのか、経験というのか…。」
「なんかすっきりしない言い方だね(笑)」
「奈々を見る視線が乙女。」
「乙女って…。俺、男だけど(笑)」
「磐田氏ってさー、友達と好きな女の子被ると友情を大事にして譲るタイプでしょ?」
「そんなことないよ。本当に好きな子がいたら譲らないよ…。」
磐田くんが一瞬こっちを向いたので手を振ってみた。
「ほら、今、ちらっと奈々のこと見たでしょ!」
「もし、俺が奈々ちゃんの事を好きだとしたなら、俺にはもったいない存在だよ。ははは。」
「誤魔化すね~。てかさー、磐田氏ってめちゃモテるのになんで彼女作らないの?真美からそんな噂があるって聞いたよ。」
「う~ん、、、今は恋愛より将来に向けて勉強したい気持ちがつよかなぁ…。それに俺の事好きなのかな?って子が現れてもいつの間にかはなれていっちゃうんだよねぇ~。きっと恋愛とかって向いてないんだよ。」
「え~、女の子から離れて行くって…。もしかしてあの噂も本当なの??」
「あの噂って?」
「磐田氏に女の子が集まると後輩の女の子が悪さするって…。」
「あぁ…。そんな話聞いたことあるけど、俺にはわからないな。ちょっと我が強いけどそんな悪い子には見えないよ。」
「女は裏の顔があるもんよ~~。」
「じゃぁ、タケッちも?」
「ふっふっふっ。それは秘密じゃ。」
「こわっ!気を付けないと!あははっ」
二人はお皿がいっぱいになると、何やら楽しげにテーブルに戻ってきた。
一通り説明を終えるとウェイターさんは入り口の方へと戻っていった。
「よーし!食べるゾッ!」
張り切った声を出すと、
「女の子2人から先にお料理とってきなよ。」
と、磐田くんが言ったのに対し、葵くんはそれが不満なのかムッとしたのが顔に出た。
「奈々、お言葉に甘えて先に取りに行こ♪」
タケッちと2人で先ずはサラダバーへと向かった。
「葵は奈々ちゃんと料理をとりに行きたかったって顔してるな(笑)」
「悪いかよ…。」
「タケッちに失礼だぞ、その顔(笑)」
女の子2人が料理をとり終えて席に戻ると次は男2人が料理を取りに向かった。その後は各々食事のペースで自由にとりに行く事になり、タケっちと磐田くんが料理をとりながら珍しく二人きりで会話しているのが見えた。
「葵は明らかに奈々の事を好きなんだろうな~って思うんだけど、実際のところ磐田氏にとって奈々はどうなの??」
料理を取り皿に装いながらタケッちが声を掛けた。
「あはは、突然きりこんでくるねぇ~。葵からはライバル認定されてるよ。何度も違うって言ってるんだけどね。」
「ふ~~ん。違うんだ~~。」
「可愛いとは思うよ。」
「好きとは違うの?」
「葵には俺にとって奈々ちゃんは癒し系キャラって言ってるよ。信じてくれないけど…。」
「確かに癒し系ではある。そこは認めるけど…。」
「けど??タケッちも葵と同じで俺のこと信じてくれないの?」
「う~~ん。なんていうかなぁ~。二次元の世界で学習しまくった勘っていうのか、経験というのか…。」
「なんかすっきりしない言い方だね(笑)」
「奈々を見る視線が乙女。」
「乙女って…。俺、男だけど(笑)」
「磐田氏ってさー、友達と好きな女の子被ると友情を大事にして譲るタイプでしょ?」
「そんなことないよ。本当に好きな子がいたら譲らないよ…。」
磐田くんが一瞬こっちを向いたので手を振ってみた。
「ほら、今、ちらっと奈々のこと見たでしょ!」
「もし、俺が奈々ちゃんの事を好きだとしたなら、俺にはもったいない存在だよ。ははは。」
「誤魔化すね~。てかさー、磐田氏ってめちゃモテるのになんで彼女作らないの?真美からそんな噂があるって聞いたよ。」
「う~ん、、、今は恋愛より将来に向けて勉強したい気持ちがつよかなぁ…。それに俺の事好きなのかな?って子が現れてもいつの間にかはなれていっちゃうんだよねぇ~。きっと恋愛とかって向いてないんだよ。」
「え~、女の子から離れて行くって…。もしかしてあの噂も本当なの??」
「あの噂って?」
「磐田氏に女の子が集まると後輩の女の子が悪さするって…。」
「あぁ…。そんな話聞いたことあるけど、俺にはわからないな。ちょっと我が強いけどそんな悪い子には見えないよ。」
「女は裏の顔があるもんよ~~。」
「じゃぁ、タケッちも?」
「ふっふっふっ。それは秘密じゃ。」
「こわっ!気を付けないと!あははっ」
二人はお皿がいっぱいになると、何やら楽しげにテーブルに戻ってきた。