お嬢様と俺様!?〜1〜
「よしっ!4人そろったし、そろそろ歌うか?」

「おう!」

―――――「4人で2時間お願いします!」

「はあ?
お前、3時間だろ?」

「まじ?
そんな歌う曲あるか?」

「いーの!時間がすぎるのは早いものなんだ…。」

隆哉がしみじみとした顔で、そう言った。

「いや、よくねー!そこは意外と重要なんだっ!!」
言い合いを始めた俺たちに、結衣がキレた。

「もう!!あんたたちうっさいっ!間をとって、2時間半にすればいーでしょ!?」

「確かに…。」

その言葉に納得し、俺は店員さんに訂正した。

「すみません、2時間半で。」

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