強烈な旦那様♡おバカなカメ
「━━━━━りーくん。ここ…お墓?」
李範達は夏菜を連れ、純香の眠る墓地へ来ていた。
「あぁ。
俺達の仲間が眠ってるんだ」
「仲間…」
夏菜は、墓に彫ってある名前を見て言った。
「元カノさん?」と━━━━━━━
「え?
なんで、そう思う?」
「純香って、たまーにだけど、りーくんが寝言で呼ぶ名前だから」
「は?俺、呼んでた?」
「うん。でも、たまにだよ?
いつもは私の名前呼んでくれてるけど、たまに“純香”って呼んでるんだよ?」
「李範、お前…バカだろ!?
寝言で、嫁さん以外の女の名前呼ぶって……」
「あ!いいんですよ!
私は、怒ってるとかじゃないから。
りーくん、私は気にしてないよ!」
「カメ…」
「ほんとだよ!
だって、りーくん。
純香さんの名前呼ぶ時、いつも泣いてたから。
私の名前呼んでくれる時は笑ってるのに、純香さんの時は笑わないの。
“ごめんな”って、謝るの。
なんか、辛いことあったのかなってずっと思ってた。
でも、聞けなかったの。
辛いこと思い出させたくないなって思って」
「…………俺が、殺したんだ」
李範は夏菜に、純香とのことを“全て”話した。
「━━━━そっか」
「カメに初めて出逢った時、どことなく純香に似てて懐かしくなった」
「じゃあ、まだ…純香さんのこと………」
「それは違う!!」
「りーくん…」
「確かに、純香のことはこれからもずっと心の傷として忘れられないと思う。
初めて、惚れた女だし。
でも“今”惚れてるのは、カメだ!
今日ここにカメを連れてきたのは、改めて純香にも伝えたかったから。
俺が愛してるのは、円城寺 夏菜だってこと。
もう二度と、10年前のような過ちを犯さないって誓い。
カメにも、伝えたかった。
俺はこの先、カメのために生きていきたいって」
「うん…!
大丈夫だよ!
私も、りーくんのために生きていきたいから!
りーくんを、幸せにしたい!」
それからみんなで純香に手を合わせ、近くの居酒屋に向かった李範達一行。
「━━━━━つか!なんで李範みたいな怖い奴に、こんな可愛い子が嫁さんになってくれたのー?」
「まさに“美女と◯獣”だな!(笑)」
「「「確かにー」」」
笑われる、李範。
李範は「うるせー」と一言言って、無表情で酒を飲んでいた。
李範達は夏菜を連れ、純香の眠る墓地へ来ていた。
「あぁ。
俺達の仲間が眠ってるんだ」
「仲間…」
夏菜は、墓に彫ってある名前を見て言った。
「元カノさん?」と━━━━━━━
「え?
なんで、そう思う?」
「純香って、たまーにだけど、りーくんが寝言で呼ぶ名前だから」
「は?俺、呼んでた?」
「うん。でも、たまにだよ?
いつもは私の名前呼んでくれてるけど、たまに“純香”って呼んでるんだよ?」
「李範、お前…バカだろ!?
寝言で、嫁さん以外の女の名前呼ぶって……」
「あ!いいんですよ!
私は、怒ってるとかじゃないから。
りーくん、私は気にしてないよ!」
「カメ…」
「ほんとだよ!
だって、りーくん。
純香さんの名前呼ぶ時、いつも泣いてたから。
私の名前呼んでくれる時は笑ってるのに、純香さんの時は笑わないの。
“ごめんな”って、謝るの。
なんか、辛いことあったのかなってずっと思ってた。
でも、聞けなかったの。
辛いこと思い出させたくないなって思って」
「…………俺が、殺したんだ」
李範は夏菜に、純香とのことを“全て”話した。
「━━━━そっか」
「カメに初めて出逢った時、どことなく純香に似てて懐かしくなった」
「じゃあ、まだ…純香さんのこと………」
「それは違う!!」
「りーくん…」
「確かに、純香のことはこれからもずっと心の傷として忘れられないと思う。
初めて、惚れた女だし。
でも“今”惚れてるのは、カメだ!
今日ここにカメを連れてきたのは、改めて純香にも伝えたかったから。
俺が愛してるのは、円城寺 夏菜だってこと。
もう二度と、10年前のような過ちを犯さないって誓い。
カメにも、伝えたかった。
俺はこの先、カメのために生きていきたいって」
「うん…!
大丈夫だよ!
私も、りーくんのために生きていきたいから!
りーくんを、幸せにしたい!」
それからみんなで純香に手を合わせ、近くの居酒屋に向かった李範達一行。
「━━━━━つか!なんで李範みたいな怖い奴に、こんな可愛い子が嫁さんになってくれたのー?」
「まさに“美女と◯獣”だな!(笑)」
「「「確かにー」」」
笑われる、李範。
李範は「うるせー」と一言言って、無表情で酒を飲んでいた。