強烈な旦那様♡おバカなカメ
「「「え?」」」
「カメ?」
和貞「どっちがっつうか、そもそも純香は李範の嫁じゃないしな」
風春「そうだな。
確か、付き合いだした矢先だったよな?死んだの」
「あぁ」
朝臣「誰がどう見ても好き合ってたのに、なかなか付き合わなかったし」
「なんか、気恥ずかしかったんだ。
それに、一緒にいるのが当たり前だったからな。
付き合うとか、そうゆうの越えてたっつうか」
和貞「まぁな!」
風春「熟年夫婦みたいだったもんな(笑)」
朝臣「プッ…!漫才みたいに喧嘩してたもんな!(笑)」
「でも、カメ。
なんで、そんなこと聞くんだ?」
「だ、だって……タトゥー……」
「タトゥー?」
「純香さんのイニシャルが入ってるでしょ?」
「あー、これか!」
手首のタトゥーをなぞる。
「でもそれ、戒めの為に彫ったんだろ?李範」
「そうだ。
だからカメ。そんな良いもんじゃねぇよ。
話しただろ?」
和貞の言葉に、李範は頭を撫でながら言い聞かせる。
「でも……羨ましい…」
李範の服を少し引っ張り、見上げる夏菜。
「………カメ」
「ん?」
「俺に、どうしてほしい?」
李範の視線が鋭くなる。
「私も……」
「ん?」
「━━━━━━私も、りーくんの身体に刻まれたい!!」
李範、和貞、風春、朝臣の四人は、ベランダで煙草を吸っている。
和貞「李範」
李範「んぁ?」
和貞「また彫るの?タトゥー」
李範「そうだな。カメが望むなら」
風春「でもなんか、李範らしくない」
朝臣「俺もそう思う」
李範「そうか?
……………そうか、そうかもな」
空を仰いで、煙草の煙を吐く。
風春「女に………つか、人に左右される奴じゃないじゃん!」
朝臣「純香には、あんなに抵抗してたのに」
学生の頃の李範は、今よりも恐ろしい雰囲気を醸し出した、まさに悪魔のような人間だった。
信じられるのは、自分自身だけ。
他人全てに、反抗していた。
和貞、風春、朝臣は、そんな李範に少しずつ入り込んで信頼を築いてきた。
純香もそうだ。
それでも、人に左右されて行動することはなかった、李範。
和貞達は、不思議でならないのだ。
「カメ?」
和貞「どっちがっつうか、そもそも純香は李範の嫁じゃないしな」
風春「そうだな。
確か、付き合いだした矢先だったよな?死んだの」
「あぁ」
朝臣「誰がどう見ても好き合ってたのに、なかなか付き合わなかったし」
「なんか、気恥ずかしかったんだ。
それに、一緒にいるのが当たり前だったからな。
付き合うとか、そうゆうの越えてたっつうか」
和貞「まぁな!」
風春「熟年夫婦みたいだったもんな(笑)」
朝臣「プッ…!漫才みたいに喧嘩してたもんな!(笑)」
「でも、カメ。
なんで、そんなこと聞くんだ?」
「だ、だって……タトゥー……」
「タトゥー?」
「純香さんのイニシャルが入ってるでしょ?」
「あー、これか!」
手首のタトゥーをなぞる。
「でもそれ、戒めの為に彫ったんだろ?李範」
「そうだ。
だからカメ。そんな良いもんじゃねぇよ。
話しただろ?」
和貞の言葉に、李範は頭を撫でながら言い聞かせる。
「でも……羨ましい…」
李範の服を少し引っ張り、見上げる夏菜。
「………カメ」
「ん?」
「俺に、どうしてほしい?」
李範の視線が鋭くなる。
「私も……」
「ん?」
「━━━━━━私も、りーくんの身体に刻まれたい!!」
李範、和貞、風春、朝臣の四人は、ベランダで煙草を吸っている。
和貞「李範」
李範「んぁ?」
和貞「また彫るの?タトゥー」
李範「そうだな。カメが望むなら」
風春「でもなんか、李範らしくない」
朝臣「俺もそう思う」
李範「そうか?
……………そうか、そうかもな」
空を仰いで、煙草の煙を吐く。
風春「女に………つか、人に左右される奴じゃないじゃん!」
朝臣「純香には、あんなに抵抗してたのに」
学生の頃の李範は、今よりも恐ろしい雰囲気を醸し出した、まさに悪魔のような人間だった。
信じられるのは、自分自身だけ。
他人全てに、反抗していた。
和貞、風春、朝臣は、そんな李範に少しずつ入り込んで信頼を築いてきた。
純香もそうだ。
それでも、人に左右されて行動することはなかった、李範。
和貞達は、不思議でならないのだ。