強烈な旦那様♡おバカなカメ
街の本屋まで、ゆっくり歩く李範と夏菜。
指を絡め合って手を繋ぎ、更に夏菜は李範の腕に絡みつくように抱きついている。
「━━━━━そんな、寂しかったのか?」
手を繋いでいない方の手で、夏菜の頭を撫でながら言った李範。
「………」
夏菜は何も言わずただ、抱きついていた。
李範が、離れていかないように━━━━━━━
李範は、フッ…と笑って夏菜の頬を軽くつまんだ。
「心配しなくても、本気で一人で出る気なかったぞ?
カメが嘘ついたから、悪戯しただけ」
「……………もう、離さないもんねーだ!」
「フフ…ったく…」
困ったように笑いながら、心の中では“可愛いなぁ”と思う李範。
夏菜の依存に、喜びを感じていた。
本屋に着き、絵本のコーナに向かう。
様々な絵本を取って見る、李範。
「りーくん、どうしていつも絵本なの?」
李範の仕事部屋には、沢山の本が並んでいる。
もちろんデサイン関係の本や書類等が多いが、絵本もかなりの数がある。
内容も様々で、幼児向けの絵本や、大人向けの絵本まである。
「カメ、絵本をバカにするなよ(笑)
絵本ってさ。
色んな色を使ってるだろ?
絵で物語を伝える書物だから。
こうゆう色彩感覚、結構勉強になんだよなぁー!
特にガキ向けの絵本は、色んな色を使ってるから、仕事の参考になったりする」
「へぇー!さすが、りーくんだ!」
今日も数冊の絵本やデザイン関係の本を購入し、本屋を出た。
「━━━━━カメ、なんか食って帰ろ?」
「うん!」
「何がいい?」
「んー、りーくんが決めて」
「じゃあ…回転寿司は?
なんか、ちょうど目についた」
李範が指を差す。
「ん!行こ!」
店に着き、自動受付機を操作する。
「りーくん。私が、受付するからね!
えーっと……二名…子どもは、いな…いっと……」
トロい夏菜。
自動受付機を操作するだけでも、時間を要する。
李範と夏菜の後ろに客が並んでいる。
苛立っているようだが、夏菜の横には李範がいる。
強面の李範に、文句言えるわけがない。
「カメ、早くしねぇと後ろ並んでるぞ」
基本的には夏菜のすることに口出ししないが、よくみると三組程並んでいる。
しかたなく、夏菜を急かした。
「え!?あ!ごめんなさい!
りーくん、して?」
「フッ…結局、俺かよ(笑)」
「だって…焦ると、余計に時間がかかるんだもん」
フッ…と笑って、李範が受付したのだった。
指を絡め合って手を繋ぎ、更に夏菜は李範の腕に絡みつくように抱きついている。
「━━━━━そんな、寂しかったのか?」
手を繋いでいない方の手で、夏菜の頭を撫でながら言った李範。
「………」
夏菜は何も言わずただ、抱きついていた。
李範が、離れていかないように━━━━━━━
李範は、フッ…と笑って夏菜の頬を軽くつまんだ。
「心配しなくても、本気で一人で出る気なかったぞ?
カメが嘘ついたから、悪戯しただけ」
「……………もう、離さないもんねーだ!」
「フフ…ったく…」
困ったように笑いながら、心の中では“可愛いなぁ”と思う李範。
夏菜の依存に、喜びを感じていた。
本屋に着き、絵本のコーナに向かう。
様々な絵本を取って見る、李範。
「りーくん、どうしていつも絵本なの?」
李範の仕事部屋には、沢山の本が並んでいる。
もちろんデサイン関係の本や書類等が多いが、絵本もかなりの数がある。
内容も様々で、幼児向けの絵本や、大人向けの絵本まである。
「カメ、絵本をバカにするなよ(笑)
絵本ってさ。
色んな色を使ってるだろ?
絵で物語を伝える書物だから。
こうゆう色彩感覚、結構勉強になんだよなぁー!
特にガキ向けの絵本は、色んな色を使ってるから、仕事の参考になったりする」
「へぇー!さすが、りーくんだ!」
今日も数冊の絵本やデザイン関係の本を購入し、本屋を出た。
「━━━━━カメ、なんか食って帰ろ?」
「うん!」
「何がいい?」
「んー、りーくんが決めて」
「じゃあ…回転寿司は?
なんか、ちょうど目についた」
李範が指を差す。
「ん!行こ!」
店に着き、自動受付機を操作する。
「りーくん。私が、受付するからね!
えーっと……二名…子どもは、いな…いっと……」
トロい夏菜。
自動受付機を操作するだけでも、時間を要する。
李範と夏菜の後ろに客が並んでいる。
苛立っているようだが、夏菜の横には李範がいる。
強面の李範に、文句言えるわけがない。
「カメ、早くしねぇと後ろ並んでるぞ」
基本的には夏菜のすることに口出ししないが、よくみると三組程並んでいる。
しかたなく、夏菜を急かした。
「え!?あ!ごめんなさい!
りーくん、して?」
「フッ…結局、俺かよ(笑)」
「だって…焦ると、余計に時間がかかるんだもん」
フッ…と笑って、李範が受付したのだった。