強烈な旦那様♡おバカなカメ
「━━━━カメ!!」
そこに、李範が現れた。
「あ、りーくん!!
じゃあ、峰芝さん。また明日」
ペコッと頭を下げ、李範の元へ向かった。
「お疲れ、カメ」
「フフ…うん!」
「つか、あれ、誰だ?」
「ん?峰芝さん」
「だから、何者?」
「だから、峰芝さん」
「だからぁ!なんで、一緒にいたんだ?」
「同じ職場なの。
峰芝さんも、今日から短期でバイトに入ったみたいだよ」
「ふーん…
カメ、買いもんして帰るぞ。ここ、ショッピングモールだろ?
だから、車は駐車場に停めてきた」
「うん、わかった!」
その李範と夏菜の様子を、峰芝はずっと見つめていた。
カートを押す李範の腕に抱きついている、夏菜。
端から見たら、まさにラブラブ夫婦だ。
「りーくん。
今日の夕御飯、カレーにしようかなって思うんだけど……」
「ん。楽しみ」
「いい?」
「なんで?」
「だって、純香さん…」
「フフ…大丈夫だ。
純香を想う気持ちごと、俺を愛してくれるんだろ?」
「うん」
「だから、大丈夫だ。
それにカレー、食いたい」
微笑み、頭を撫でる李範だった。
「あ、峰芝さんだ!」
「円城寺さん、お疲れ」
商品を見て回っていると、向かいから顔見知りの人物が歩いてきた。
「お買い物ですか?」
「うん。
…………あ、こんにちは」
李範を真っ直ぐ見て、挨拶する。
「どうも」
李範が答える。
「…………凄い…」
夏菜が、峰芝を見て呟いた。
「「え?」」
李範と峰芝が、夏菜を見る。
「峰芝さん、りーくんのこと怖くないんですか?」
「え?怖くないよ。なんで?」
「だ、だって、りーくん……」
「ん?」
「あ、いや…」
「カメ、誰もが俺を怖がるとは限らねぇよ?
和貞達も、最初から怖がることなかったしな」
「そっか」
「てか、カメもだろ?
お前も、真っ直ぐ俺に向かってきた」
「そうだけど…
あの時、自棄にやってて全てがどうでも良かったから」
「でも、俺は嬉しかった!」
「うん!
…………あ、てことは、峰芝さんのことも嬉しい?」
「は?」
「だって、りーくんのこと怖くないって言ってくれたよ?」
(なんで、そうなんだよ…!?)
「男は……つか!カメ以外は、嬉しくもなんともない」
「りーくん…」
「あの!俺は、ここで!」
そんな二人に、峰芝が声をかける。
「あ、はい!峰芝さん、また明日!」
「ん!
………あ!“弁当”ご馳走様!」
意味深に言って峰芝は、小さく手を振り去っていった。
そこに、李範が現れた。
「あ、りーくん!!
じゃあ、峰芝さん。また明日」
ペコッと頭を下げ、李範の元へ向かった。
「お疲れ、カメ」
「フフ…うん!」
「つか、あれ、誰だ?」
「ん?峰芝さん」
「だから、何者?」
「だから、峰芝さん」
「だからぁ!なんで、一緒にいたんだ?」
「同じ職場なの。
峰芝さんも、今日から短期でバイトに入ったみたいだよ」
「ふーん…
カメ、買いもんして帰るぞ。ここ、ショッピングモールだろ?
だから、車は駐車場に停めてきた」
「うん、わかった!」
その李範と夏菜の様子を、峰芝はずっと見つめていた。
カートを押す李範の腕に抱きついている、夏菜。
端から見たら、まさにラブラブ夫婦だ。
「りーくん。
今日の夕御飯、カレーにしようかなって思うんだけど……」
「ん。楽しみ」
「いい?」
「なんで?」
「だって、純香さん…」
「フフ…大丈夫だ。
純香を想う気持ちごと、俺を愛してくれるんだろ?」
「うん」
「だから、大丈夫だ。
それにカレー、食いたい」
微笑み、頭を撫でる李範だった。
「あ、峰芝さんだ!」
「円城寺さん、お疲れ」
商品を見て回っていると、向かいから顔見知りの人物が歩いてきた。
「お買い物ですか?」
「うん。
…………あ、こんにちは」
李範を真っ直ぐ見て、挨拶する。
「どうも」
李範が答える。
「…………凄い…」
夏菜が、峰芝を見て呟いた。
「「え?」」
李範と峰芝が、夏菜を見る。
「峰芝さん、りーくんのこと怖くないんですか?」
「え?怖くないよ。なんで?」
「だ、だって、りーくん……」
「ん?」
「あ、いや…」
「カメ、誰もが俺を怖がるとは限らねぇよ?
和貞達も、最初から怖がることなかったしな」
「そっか」
「てか、カメもだろ?
お前も、真っ直ぐ俺に向かってきた」
「そうだけど…
あの時、自棄にやってて全てがどうでも良かったから」
「でも、俺は嬉しかった!」
「うん!
…………あ、てことは、峰芝さんのことも嬉しい?」
「は?」
「だって、りーくんのこと怖くないって言ってくれたよ?」
(なんで、そうなんだよ…!?)
「男は……つか!カメ以外は、嬉しくもなんともない」
「りーくん…」
「あの!俺は、ここで!」
そんな二人に、峰芝が声をかける。
「あ、はい!峰芝さん、また明日!」
「ん!
………あ!“弁当”ご馳走様!」
意味深に言って峰芝は、小さく手を振り去っていった。