強烈な旦那様♡おバカなカメ
「カメ」
「あ…りーく……」
「バイト先に欠勤の連絡したから、安心しろ。
店長が、ゆっくり休めって。
カメのこと、褒めてたぞ。
毎回、一生懸命頑張ってくれてるって」
「うん…」
「ほら、水分とっとけ。
なんか、作ってくるから」
「りーくん、お仕事は?」
「今は、カメの方が大事だ」
「私は大丈夫だから、お仕事して?
今、結構大きな作業してるんでしょ?」
「…………あのなぁー、俺は普段からなんかあっても休めるように、十分余裕を持って仕事してんの。
だからカメの看病したからって、何の影響もない」
困ったように笑い言った、李範。
「りーくん…」
「大丈夫だから。
今は自分のことだけを考えてゆっくり休め。
な?ほら、雑炊かなんか作ってくる」
「やだ…食べたくない…」
「ワガママ言わねぇの!
とにかく、作ってくる。寝とけ」
夏菜の頭を撫で、額にキスを落として李範は寝室を出た。
一方の峰芝━━━━━━━
今日はバイトが休みで、大学は夏休み中。
自室で、ゴロゴロしていた。
考えることは、夏菜のこと。
すると、スマホの着信音が鳴り響いた。
画面には“店長”の文字。
「━━━━━はい」
『あ、峰芝くん!?』
「はい、どうしました?」
『急で申し訳ないんだけど、今日出勤してもらうことできないかな?』
「え?あー」
今日は、夏菜の出勤日。
その為返事できずにいると、店長が続けて言った。
『円城寺さんが体調を崩して、休みの連絡があったんだ。
他に出てくれる人がいなくてね…
お願いできないかな?』
「え……夏菜…が…!?」
━━━━━━━峰芝は夏菜の代わりにバイトに出た後、夏菜のマンションの前にいた。
手にはビニール袋がぶら下がっていて、中には熱冷まシートやスポーツ飲料などが入っている。
バイト先で夏菜の住所を見て勢いで来たのはいいが、何で来たのか自分でもわからなかった。
「てか…旦那がいるんだよな……
俺、何やってんだろ……(笑)」
自嘲気味に笑う。
「━━━━━お前、カメのバイト先のガキ」
後ろから声がして振り向く。
「あ…あんた……」
李範が同じくビニール袋をぶら下げて立っていた。
「あ…りーく……」
「バイト先に欠勤の連絡したから、安心しろ。
店長が、ゆっくり休めって。
カメのこと、褒めてたぞ。
毎回、一生懸命頑張ってくれてるって」
「うん…」
「ほら、水分とっとけ。
なんか、作ってくるから」
「りーくん、お仕事は?」
「今は、カメの方が大事だ」
「私は大丈夫だから、お仕事して?
今、結構大きな作業してるんでしょ?」
「…………あのなぁー、俺は普段からなんかあっても休めるように、十分余裕を持って仕事してんの。
だからカメの看病したからって、何の影響もない」
困ったように笑い言った、李範。
「りーくん…」
「大丈夫だから。
今は自分のことだけを考えてゆっくり休め。
な?ほら、雑炊かなんか作ってくる」
「やだ…食べたくない…」
「ワガママ言わねぇの!
とにかく、作ってくる。寝とけ」
夏菜の頭を撫で、額にキスを落として李範は寝室を出た。
一方の峰芝━━━━━━━
今日はバイトが休みで、大学は夏休み中。
自室で、ゴロゴロしていた。
考えることは、夏菜のこと。
すると、スマホの着信音が鳴り響いた。
画面には“店長”の文字。
「━━━━━はい」
『あ、峰芝くん!?』
「はい、どうしました?」
『急で申し訳ないんだけど、今日出勤してもらうことできないかな?』
「え?あー」
今日は、夏菜の出勤日。
その為返事できずにいると、店長が続けて言った。
『円城寺さんが体調を崩して、休みの連絡があったんだ。
他に出てくれる人がいなくてね…
お願いできないかな?』
「え……夏菜…が…!?」
━━━━━━━峰芝は夏菜の代わりにバイトに出た後、夏菜のマンションの前にいた。
手にはビニール袋がぶら下がっていて、中には熱冷まシートやスポーツ飲料などが入っている。
バイト先で夏菜の住所を見て勢いで来たのはいいが、何で来たのか自分でもわからなかった。
「てか…旦那がいるんだよな……
俺、何やってんだろ……(笑)」
自嘲気味に笑う。
「━━━━━お前、カメのバイト先のガキ」
後ろから声がして振り向く。
「あ…あんた……」
李範が同じくビニール袋をぶら下げて立っていた。