強烈な旦那様♡おバカなカメ
“どうしても、会って話がしたい”
そう言われ、夏菜はマンション近くの公園にいた。
「━━━━夏菜」
「峰芝さん」
「ごめんな、病み上がりなのに呼び出して」
コーヒーを渡しながら言う、峰芝。
「あ、ありがとうございます」
久しぶりに、真っ直ぐ夏菜を見る。
最初に会った時と変わらない、夏菜がいた。
「…………夏菜の旦那」
「え?りーくん?」
「円城寺 李範だろ?」
「え?りーくんのこと、知ってるんですか!?」
「…………知らない奴いないよ。俺等みたいなチームを組んでる奴からしたら。
首のタトゥー見ただけでわかったもん」
「そう…なんだ……」
「初日はさ。
単純に夏菜が、可愛いなってだけだった。
天然で、可愛いなって。
でも旦那を見て、マジでビビった!
まさか夏菜みたいな女が“あの”円城寺 李範の女なんて…!
あの人、とんでもない男だろ?」
「私がりーくんに出逢ったのは、りーくんが社会人になってからなので、知りません。
暴走族の総長さんだったとは聞いてましたが、詳しいことは聞いてないので」
「そっか。
あの円城寺 李範の女ってわかって、益々興味が湧いた。
……………手に、いれたくなった」
「え?」
「伝説の男から、大事な女奪ったらどんななんだろって思って……
でも…さ……」
峰芝が、夏菜の頬に触れた。
「峰芝…さ…」
「夏菜が、あまりにも純粋で綺麗すぎて……
夏菜見てると、俺が汚なく思えた。
そしたら、嫌になったんだ……夏菜と関わること。
だから、避けてたんだ。
…………ほんと、ごめん」
頭を下げる、峰芝。
「…………それでも、峰芝さん。
かげでフォローしてくれてましたよね?」
「あーそれは……なんか、ほっとけなくて……
避けてても、ずっと気になってたから」
「それだけで、十分です!」
「え?」
「私!峰芝さんが、素敵な人って知ってるから!」
夏菜が優しく微笑む。
「また、よろしくな!」
そう言って、二人は別れた。
「━━━━━へぇー、そうか。
でもよ、あんな安易に“素敵”とか言うなよ、カメ」
李範に、峰芝のことを話す。
「へ?どうして?
“素敵”って、とってもいい言葉でしょ?」
「そうじゃなくて!
カメにそんなこと言われたら、惚れる奴が出てくるだろ?」
「そんなことないと思うよ?」
「そんなことあるんだよ、男ってのは……」
そう言いながら、夏菜を押し倒す。
「え?り、りーくん?」
「つか!また、嫉妬したから、俺の機嫌直せよ!」
また夏菜は、李範に狂おしく抱かれたのだった。
そう言われ、夏菜はマンション近くの公園にいた。
「━━━━夏菜」
「峰芝さん」
「ごめんな、病み上がりなのに呼び出して」
コーヒーを渡しながら言う、峰芝。
「あ、ありがとうございます」
久しぶりに、真っ直ぐ夏菜を見る。
最初に会った時と変わらない、夏菜がいた。
「…………夏菜の旦那」
「え?りーくん?」
「円城寺 李範だろ?」
「え?りーくんのこと、知ってるんですか!?」
「…………知らない奴いないよ。俺等みたいなチームを組んでる奴からしたら。
首のタトゥー見ただけでわかったもん」
「そう…なんだ……」
「初日はさ。
単純に夏菜が、可愛いなってだけだった。
天然で、可愛いなって。
でも旦那を見て、マジでビビった!
まさか夏菜みたいな女が“あの”円城寺 李範の女なんて…!
あの人、とんでもない男だろ?」
「私がりーくんに出逢ったのは、りーくんが社会人になってからなので、知りません。
暴走族の総長さんだったとは聞いてましたが、詳しいことは聞いてないので」
「そっか。
あの円城寺 李範の女ってわかって、益々興味が湧いた。
……………手に、いれたくなった」
「え?」
「伝説の男から、大事な女奪ったらどんななんだろって思って……
でも…さ……」
峰芝が、夏菜の頬に触れた。
「峰芝…さ…」
「夏菜が、あまりにも純粋で綺麗すぎて……
夏菜見てると、俺が汚なく思えた。
そしたら、嫌になったんだ……夏菜と関わること。
だから、避けてたんだ。
…………ほんと、ごめん」
頭を下げる、峰芝。
「…………それでも、峰芝さん。
かげでフォローしてくれてましたよね?」
「あーそれは……なんか、ほっとけなくて……
避けてても、ずっと気になってたから」
「それだけで、十分です!」
「え?」
「私!峰芝さんが、素敵な人って知ってるから!」
夏菜が優しく微笑む。
「また、よろしくな!」
そう言って、二人は別れた。
「━━━━━へぇー、そうか。
でもよ、あんな安易に“素敵”とか言うなよ、カメ」
李範に、峰芝のことを話す。
「へ?どうして?
“素敵”って、とってもいい言葉でしょ?」
「そうじゃなくて!
カメにそんなこと言われたら、惚れる奴が出てくるだろ?」
「そんなことないと思うよ?」
「そんなことあるんだよ、男ってのは……」
そう言いながら、夏菜を押し倒す。
「え?り、りーくん?」
「つか!また、嫉妬したから、俺の機嫌直せよ!」
また夏菜は、李範に狂おしく抱かれたのだった。